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宮崎創

 

アニメーション専攻4年

研究内容:アクションの画面

かっこいいアクションの隠し味!

アニメーションにおけるアクションについて

 

アニメーションにおける良いアクションシーンというのは非常に迫力があってとても魅力的なものだ。しかし良いアクションとは具体的にどのような要素で構成されているか。

これらの要素は膨大だが、今回その中で3つ取り上げ紹介していこうと思う。

 

一つ目は、手前と奥を作る事だ。

画面内で奥の方に動きの主役などを配置し、手前にピントボケさせた遮蔽物を配置する。これによって、視聴者が奥の出来事を覗き見ているような感覚を与えることができる。

これは芝居にもよく使われるものだが、アクションにおいて使うときはもう一つプラスすることがある。

さらにその手前の遮蔽物のさらに手前をセルなどが遮ったり通過したりすることにより、それまで観客であり傍観者であった視聴者を当事者にしてしまうようなサプライズを与えることもできる。

 

二つ目は、画面内の情報量の変化だ。

画面内を構成する複数の要素、それぞれの画面占有率や情報量を時間と共に変化させていくと、まるで車窓からの景色が移り変わるように、一つのカットの中で何度も楽しむことができる。

背景動画と背景の使い分けなどを行う時、これらのことを意識するとより楽しい画面を作ることができる。

 

三つ目は、カメラワークの軌道だ。

アクションには激しいカメラワークが伴うことが多い。しかし激しいだけのカメラワークを使うと、視聴者は情報を処理できず、酔ってしまったり疲れてしまったりして楽しむことができない。

それを防ぐために必要なのが、カメラワークの軌道だ。

アニメーションを描く時は軌道はとても重要で、軌道が美しければアニメーションとしても良いものになりやすい。

これはカメラワークについても同じ事が言える。カメラワークにも美しい軌道があり、その軌道を意識することで、迫力を持たせつつも見やすい理想的なアクションのカメラワークになる。

また起動を意図的にガタガタに崩したり、起動を途切れさせるほど大きな距離を移動させたり、例外的にカッコよくする技法などは様々あるので、それらも忘れてはならない。